國酒フェア2025

伝統的酒造り写真

伝統的酒造りエリア

ユネスコ無形文化遺産に登録された日本の「伝統的酒造り」。​

「伝統的酒造り」コーナー、國酒(日本酒、本格焼酎・泡盛、みりん)各種PRコーナー、ワークショップを含むミニセミナー、「日本酒の味わいをパッと見える化 Sake Sensing System」コーナー、「香りを言葉にする AI KAORIUM」コーナーなどを通じて、その歴史的価値に触れ、体験ができるエリアです

伝統的酒造りとは

「伝統的酒造り」とは、杜氏や蔵人がこうじ菌を使い、長年の経験をもとに築き上げてきた技術であり、その原型は500年以上前に確立されたとされています。日本各地の気候や風土に合わせて発展し、日本酒、焼酎、泡盛、みりん等の製造に受け継がれてきました。また、催事や婚礼等の日本の社会文化的な行事において酒が重要な役割を果たしており、伝統的酒造りはそれを支える技術とされています。この「伝統的酒造り」は、2024年12月5日にパラグアイで開催されたユネスコ無形文化遺産保護条約第19回政府間委員会において、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

伝統的酒造りミニセミナー情報

2024年12月5日にユネスコ無形文化遺産に登録された「伝統的酒造り」。 ワークショップや実演、酒造り唄などを通じてその文化や魅力に触れていただけます。

6月14日(土)

「伝統的酒造りミニセミナー」 10:30~11:00

香りと言葉で出会う日本酒ワークショップ

日本酒の風味を可視化する「ソムリエAI KAORIUM」を用いながらの試飲体験を通して、まるで「自らの感覚が拡張されるような経験」を体験してみませんか。新たな日本酒の捉え方を発見しましょう。

【 講師 】

SCENTMATIC株式会社 事業推進シニアディレクター

菊地 剛士 氏

2022年 SCENTMATIC株式会社 参画 同年 事業推進シニアディレクター就任 大学卒業後、カルチャースクールビジネスを営む企業にてマーケティング・ 事業運営部門などを歴任した後事業承継により代表就任。 承継時点で厳しい経営環境に有った同社をM&Aにて生存戦略を実現。その後コンサルティングファームに転職して10年超経験を積んだ後にSCENTMATIC(株)のKAORIUM事業に参画。

「伝統的酒造りミニセミナー」 11:20~11:50

日本酒ラベルにおける表現の変遷

時代によって変化してきた日本酒ラベル。流行り廃りを繰り返しつつ、印刷技術の発達と共にその表現方法も変化してきました。その変遷を印刷会社の目線でお話します。

【 講師 】

高桑美術印刷株式会社 開発本部 プロダクトデザイン

山本 映央 氏

1995年 高桑美術印刷株式会社入社。入社以来、酒類・食品・化粧品関連のラベル・パッケージ営業を担当し、顧客対応や提案活動を通じて実務経験を積んでまいりました。その後、2015年に開発本部へ異動し、パッケージの構造設計やグラフィックデザイナーのマネジメントを経験しました。現在は、ラベル・パッケージのデザインおよびDTP業務の統括を担っています。

「伝統的酒造りミニセミナー」 12:10~12:40

みりんの力で食を豊かに

みりんという日本で独特な酒類調味料は日本料理を陰で支えている、日本人でさえ良く知られているわけではないが、色々な使い方や飲み方があることで、日本以外でもみりんの力で食を豊かにできることを伝えたい。

【 講師 】

キング醸造株式会社 基礎応用研究室 室長代理

畠 康造 氏

入社してから30年以上醸造現場でみりん・日本酒に向き合うこととなった。それまではお酒自身に興味がなかったが、初めてみりんを試飲した時においしいと思ってから今日に至り、現在は日本酒の杜氏の称号も頂いた。休暇に船釣りを中心に楽しんだり、近年はもともと兼業であったが畑で色々な野菜作りにも興味をもって励んでいます。お酒は麹つくりが大切ですが、畑は土つくりが大切であり生き物相手は重なるところがあると感じています。

「伝統的酒造りミニセミナー」 15:30~16:00

麹菌と麹~ようこそ麹菌の世界へ~

清酒、本格焼酎、味噌、醤油、みりん、塩糀や甘酒など醗酵食品に深く関わる麹菌。一方で意外と麹菌については知られていない部分も多くあります。本セミナーでは麹菌と麹の関係性、そして麹菌の新たな可能性についてご紹介します。

【 講師 】

株式会社樋口松之助商店 品質保証部 兼 新規事業マネージャー

中川 拓郎 氏

2009年 株式会社樋口松之助商店入社。長崎出身。
趣味:ドライブ・ラジオ視聴・写真。特技:食べ物であれば大体は麹にできること。猫とウーパールーパーと珈琲を愛します。麹菌の仕事を通して、様々な醸造食品の現場を見てきました。麹菌や麹に対する疑問を一つでも解決できればうれしいです。

「伝統的酒造りミニセミナー」 16:20~16:50

本格焼酎・泡盛の変遷について

海外伝来の蒸留技術に、日本独自の「こうじ」を使う技が加わり本格焼酎・泡盛が誕生しました。風土性を反映し、地域毎に原材料や酒質などが異なり、沖縄・南九州から日本全土へ、そして世界に広がっています。その歴史・文化と変遷についてお話します。

【 講師 】

鹿児島大学 客員教授

鮫島 吉廣 氏

昭和22年鹿児島県加世田市(現・南さつま市)生まれ。京都大学農学部卒。ニッカウヰスキー、薩摩酒造常務取締役研究所長兼製造部長、鹿児島大学農学部附属焼酎・発酵学教育研究センター教授などを経て、2013年より同大客員教授。日本醸造協会技術賞、南日本文化賞などを受賞。著書に『焼酎の履歴書』、『焼酎の科学』(共著)など。 日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会 顧問

「伝統的酒造りミニセミナー」 17:10~17:40

下り酒の立役者 酒樽の菰巻き実演

株式会社岸本吉二商店は兵庫県尼崎市で菰樽の部材の菰縄を製造しています。江戸時代に下り酒の流通を支えた菰樽の歴史や役割について、職人技の菰巻きの実演を間近にご覧いただきながらお話いたします。

【 講師 】

株式会社岸本吉二商店 代表取締役

岸本 敏裕 氏

実演

西 陽汰氏

株式会社岸本吉二商店 代表取締役。 株式会社岸本吉二商店は西暦1900年の創業以来、菰樽を造り続け、日本全国の蔵元へ菰樽を提供している。現在では数少なくなった菰樽の製造元として、伝統を守りながら、国内はもとより海外へもその文化を発信している。

6月15日(日)

「伝統的酒造りミニセミナー」 10:30~11:00

素材解析技術とAIで日本酒の味わいをパッと見える化

TDK(株)は、日本酒の味わいを「味」、「香」、「発泡度」の三次元で評価するSake Sensing Systemを開発しました。このシステムを使って、消費者に日本酒の魅力を伝える取り組みを行っています。セミナーでは、この仕組みと具体的な活用方法についてご紹介させていただきます。

【 講師 】

TDK株式会社 技術・知財本部 日本酒プロジェクトリーダー

兼森 庸充 氏

1991年 株式会社JTBに入社
1999年 TDK入社 電子部品の営業を経てマーケティングに従事。秋田への短期出向中に日本酒に目覚める。
2017年に社内ベンチャーで日本酒の味わいの視覚化のアイデアが認められ、2025年にプロジェクトリーダーとしてサービスを開始。

「伝統的酒造りミニセミナー」 11:20~11:50

丹波流酒造り唄

仕事唄である「秋洗い唄」、「もとすり唄」、「風呂上り唄」の披露とそれぞれの解説をします。

【 講師 】

丹波流酒造り唄保存会

日本三大杜氏のひとつである丹波杜氏。時計のない時代、酒造り唄を唄いながら作業をしていた。「酒造り唄」は永年歌い継がれてきたものであるが、1995年代後半から酒造業の機械化により実際の酒造りでは唄われなくなった。その仕事唄である「酒造り唄」を伝統文化として後世に継承していくため、平成16年度から丹波杜氏組合の事業として「酒造り唄講習会」を開催し、平成19年度から受講生を母体に「丹波流酒造り唄保存会」として発足し、各種イベントに出演している。現在の会員は13名で鳳鳴酒造(株)、菊正宗酒造(株)、大石酒造(株)の杜氏、組合員、民踊の先生、会社員等

「伝統的酒造りミニセミナー」 12:10~12:40

下り酒の立役者 酒樽の菰巻き実演

株式会社岸本吉二商店は兵庫県尼崎市で菰樽の部材の菰縄を製造しています。江戸時代に下り酒の流通を支えた菰樽の歴史や役割について、職人技の菰巻きの実演を間近にご覧いただきながらお話いたします。

【 講師 】

株式会社岸本吉二商店 代表取締役

岸本 敏裕 氏

実演

横谷 哲矢 氏

株式会社岸本吉二商店 代表取締役。 株式会社岸本吉二商店は西暦1900年の創業以来、菰樽を造り続け、日本全国の蔵元へ菰樽を提供している。現在では数少なくなった菰樽の製造元として、伝統を守りながら、国内はもとより海外へもその文化を発信している。

「伝統的酒造りミニセミナー」 11:20~11:50

丹波流酒造り唄

仕事唄である「秋洗い唄」、「もとすり唄」、「風呂上り唄」の披露とそれぞれの解説をします。

【 講師 】

丹波流酒造り唄保存会

日本三大杜氏のひとつである丹波杜氏。時計のない時代、酒造り唄を唄いながら作業をしていた。「酒造り唄」は永年歌い継がれてきたものであるが、1995年代後半から酒造業の機械化により実際の酒造りでは唄われなくなった。その仕事唄である「酒造り唄」を伝統文化として後世に継承していくため、平成16年度から丹波杜氏組合の事業として「酒造り唄講習会」を開催し、平成19年度から受講生を母体に「丹波流酒造り唄保存会」として発足し、各種イベントに出演している。現在の会員は13名で鳳鳴酒造(株)、菊正宗酒造(株)、大石酒造(株)の杜氏、組合員、民踊の先生、会社員等

「伝統的酒造りミニセミナー」 16:20~16:50

みりんの力で食を豊かに

みりんという日本で独特な酒類調味料は日本料理を陰で支えている、日本人でさえ良く知られているわけではないが、色々な使い方や飲み方があることで、日本以外でもみりんの力で食を豊かにできることを伝えたい。

【 講師 】

キング醸造株式会社 基礎応用研究室 室長代理

畠 康造 氏

入社してから30年以上醸造現場でみりん・日本酒に向き合うこととなった。それまではお酒自身に興味がなかったが、初めてみりんを試飲した時においしいと思ってから今日に至り、現在は日本酒の杜氏の称号も頂いた。休暇に船釣りを中心に楽しんだり、近年はもともと兼業であったが畑で色々な野菜作りにも興味をもって励んでいます。お酒は麹つくりが大切ですが、畑は土つくりが大切であり生き物相手は重なるところがあると感じています。

「伝統的酒造りミニセミナー」 17:10~17:40

日本酒と本格焼酎の伝統と未来を語る

地域インフラとしての酒蔵の在り方を考え、地域とともに100年先の未来を見据えて 環境補正をしないエシカルな酒造りを目指しています。
~今日という日が、歴史をつなぐ~

【 講師 】

株式会社湯川酒造店 代表取締役

湯川 尚子 氏

2002年3月 東京農業大学 応用生物学部 醸造科学科 卒業
2002年4月 万有製薬株式会社 入社
2005年10月 株式会社湯川酒造店 入社。入社後は醸造部の一員として酒造りに従事
2011年7月 株式会社湯川酒造店 代表取締役 就任
現在に至る




【 講師 】

神酒造株式会社 代表取締役

神 孝輔 氏

1997年 東京農業大学 卒
同年 神酒造㈱ 製造責任者として入社
08年 神酒造㈱ 代表取締役 就任
14年 鹿児島県酒造組合 理事
22年 日本酒造組合中央会 焼酎需要開発部会 部会長

創業明治5年(1872年)創業で、鹿児島県内では比較的古い蔵になります。創業当初からずっと使い続けている「甕仕込み」と、冬季のみに製造する 「手造り仕込み」が特徴の蔵です。少量多品種に対応出来るので、お客様の様々なニーズに応える事が出来ます。地元にしっかりと根ざしながらも、多くの 方々に本格焼酎の魅力を伝えていきたいと奮闘中です。
1年中「お湯割り」で芋焼酎を中心に飲んでいます。「さつま揚げ」 「きびなごの刺身」など鹿児島の食材でのつまみが最高。

日本酒造組合連合会
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